は…は…ハンガリー!vol.2「Málna」 H…H…Hungary!! by Noritan

みなさんは、マールナをご存知でしょうか?



今回はマールナをご紹介させて頂きます。

ハンガリー語でラズベリーのことをマールナ(Málna)と言います。

日本の店頭ではあまり見かけないのでどんな果物かしらと思う方が多いかもしれませんね。

キイチゴと言った方がわかるかしら。

マールナ

これがマールナです。可愛らしいくだものですね。葉っぱの下に隠れるようにぶら下がっているんですよ。

ここハンガリーではポピュラーなくだものです。

この時期、地方をドライブしていると路上でマールナを売っているのに目がつきます。

主人の実家はブダペスト市から約70km離れたドナウ川沿いの静かな村(スロバキアの国境近く)。

実はそこにマールナの畑があるのです。

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ハンガリーに嫁ぎ、すぐに長男が生まれ、そして次男。。。

右も左もわからないハンガリーでの子育てはそれだけでも大変。

しかし、そんな言い訳は全く通じない!

いつの間にか、手には鍬を持たされ、容赦なく手伝いに借り出された。

畑があるなんて聞いてなーい!

春になるとほぼ毎週末、実家の畑の手伝いに借り出された。

暑い炎天下で畑の草刈(ウルウル涙)、

私は農家にお嫁に来た訳じゃなーい!?と、心の中で叫んだ。

もしかしたら普通に大声で叫んでいたかもしれない!?

朝から日が暮れるまで真っ黒になって、日焼けするまで働き、手に肉刺もできてとても痛かった。

マールナ2

小さなバケツを紐でくくり腰にくくりつける。そして両手でポコポコととってバケツに入れる。

マールナを摘んでバケツに入れるのだが、虫さんも一緒に付いてくる。

キャー、悲鳴が畑に響くが、その悲鳴に驚くのは木々にとまって寛いでいる小鳥くらいだった。

ちょっと辛かった思い出とかも、今だから言えるのかも。

実は、近年の日照り続きでマールナが乾いてしまい収穫が激減した。

この畑、元は主人の父の健康のためにと、主人が畑を購入したものだった。

お爺さんは喜んでマールナの苗を畑に植えたが、その収穫を待たずに他界した。

せっかく植えたものを野放しにする訳にもいかず、主人が見よう見真似で、慣れない畑仕事を引き継ぐことになり、私も借り出されたのだった。

春先から収穫を迎えるまで、ほぼ毎週末、朝から日が暮れるまで畑仕事に追われた。

もちろん水道もトイレもない、いるのは虫、虫、虫だらけ。

しかし、東京で生まれ育った私にとって、今まで見たこともない虫たちは少し興味があり、畑に昆虫図鑑を持ちこもうと真剣に考えたが、もちろん主人に却下された。(畑仕事をサボロウなんて思ってもいなかったのに。苦笑)

休憩は丸太の上に腰を下ろすが、たいてい虫という先客がいる。

何とか先客に席を立っていただき、自分でつくったサンドイッチを食べるが食べた気がしない。

しかし、人間には学習・適応と言う能力があり、私にもその能力がちゃんと備わっていたらしい。

今更ながら両親に感謝であった。

今では虫に遭遇しても、驚くことも悲鳴をあげることもなくなった。(ちょっと自慢)

以前からマールナを使い色々つくりたいと思っていたが、収穫するだけで精一杯。

今年は収穫が少なくちょっと物足りないくらい、その余力を使い、

ラズベリー酒をはじめ、シロップ、ゼリー、ケーキと次々に作ることができた。

cake1

ケーキは写真をとる前に我が家の息子たちに食べられてしまった。

辛かったマールナの畑仕事だったが、できなくなるとそれはそれで少し寂しい。

主人と相談して、これからは義父が今まで植えてくれたマールナを、ブダペストにある私たちの自宅の庭に植えることになった。

来年は我が家の庭でもマールナを収穫することができるかもしれない。

今からとても楽しみにしている。


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気がつけば、ハンガリー在住13年。 会社員兼サッカーの審判員も務めるハンガリー人の主人、(元W杯の審判員です)水泳とサッカーに明け暮れる2人の息子と、家事&育児に追われながらも日系企業でお勤めしてます。 独身時代はイギリスで仕事していました。 スポーツ万能な家族のおかげで超ハードな、ですが、健康的な毎日を送っています。

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