海と空と風 開放感いっぱいの島を訪れる -Jōgashima, Awasaki lighthouse-



早くも3月に入り、いよいよ春の到来を感じるようになりました。
先月の2月14日には関東、北陸、中国、東海地方で春一番が吹いたと気象庁から発表されたとのこと。
長い冬に耐え、さまざまな木々が芽吹くこの季節、暖かくなると少しずつ外へ出る機会も増えてきますよね。
各地でのお花見はもちろんのこと、陽気に誘われ海までロード自転車やバイクでツーリングする方々も増えてくるころ。
まだ少し寒いですが、今回ご紹介する場所は三浦半島最南端にある城ヶ島です。

旅の極意は・・・・?!

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城ヶ島西側

読者の皆様が旅行をするときは、いきあたりばったり派ですか、それともしっかり計画派ですか?
いきあたりばったりだからこそ発見できる喜びや、偶然なのか必然なのかサプライズ的な出来事もありますし、事前に訪れる土地をよく調べより深く理解、実感する喜びもあると思います。

旅の極意を語っていただいたのなら10人いれば10人なりの旅のしかた、感じ方がありますよね。
また旅はこうあるべきと誰にも押付けることはできません。

とはいえ、ある程度の情報はみどころを見逃さないためにも必要です。

最南端の城ヶ島で、東京湾と太平洋を一望

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波の高さはは10m以上

城ヶ島は周囲4キロほどの自然島、東側には標高30m程の高台にある城ヶ島公園があり、天気の良い日は海を眺めながらお弁当を広げてのんびり過ごせ、広場や2箇所の展望台があり、そこから眺める景色はまるで地球と一体になったように海と空だけの世界が広がります。

また東から房総半島、南には太平洋と伊豆大島、西では相模湾越しの富士山や伊豆半島と天候に恵まれると雄大な景色が楽しめるんです。
1月中旬から2月中旬にかけて公園内だけで約30万株、島内の遊歩道などの分もあわせると島全体では約70万株の八重水仙が咲き誇り、訪れる旅人の目を楽しませてくれます。
西側の一部では1月にアロエの赤い花が見られるのだそうです。

他には5月中旬から7月上旬にかけては紫陽花、夏の時期に海岸線にオレンジ色のユリの花、7月下旬~8月下旬にはハマユウが鑑賞できます。
海と空、季節の花と風、それだけでとても贅沢な時間を過ごしたときっと感じるはず。

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雲がなく空気の澄む日は富士山が。ここでの夕日も絶景です。

東京湾側に立つ安房埼灯台(あわさきとうだい)

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岩場の聳え立つ安房埼灯台(あわさきとうだい)

城ヶ島公園から階段を降りると東京湾側に白い安房埼灯台(あわさきとうだい)が房総半島を背に岩場の上に立っています。
この灯台は高さ11m、1962年より浦賀水道の水先案内人として明かりを照らし、台風や大風のときには灯台よりも高い波が直接ぶつかることもあり、少しでも風が強い日なども波が立ち近づけません。

筆者が訪れた日も強い風が吹き、波が被っていたので近づく人は誰ひとりいませんでした。
また、夏になると灯台近くの岩場の波打ち際にはイワシがたくさん打ち上げられる事もあり、すぐさま手づかみで内臓を取り出し塩水で洗い流して自宅へ持ち帰る方もいるそうなんです。

プチ・トレッキングを体感できる!

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ウミウ展望台

城ヶ島公園から今度は西に向かう途中、ウミウ展望台があり、そこから見える赤羽根海岸の崖には毎年11月頃になると2000羽とも3000羽とも言われる天然記念物のウミウ、ヒメウが冬を越しに飛来し4月ごろまで観測することができます。
目視ではちょっと見づらいので望遠鏡を持っていくとより見やすいですよ。
その時期に限らず展望台から見る太平洋の眺めも最高です。

さらに、遊歩道を西側に向かい海岸へ出る階段を降りると今度は「馬の背の洞門」があります。
この洞門は海蝕洞穴で長い年月をかけて自然がこのような地形を作り出しました。
この洞門あたりから空気の澄んだ雲の少ない日には富士山を仰ぐことができ、時期によってはダイヤモンド富士という、太陽がちょうど富士山頂から登る瞬間や沈む瞬間にダイヤモンドが輝くように見える現象が観測できるので、多くのカメラマンがその一瞬を撮影しに集まります。

ここまで多少のアップダウンやゴツゴツとした岩場を歩くので、日ごろの運動不足にもストレス解消にもちょうどいい運動になりますよ。
そして、歩き続けると城ヶ島西端の標高約30mの高台に太平洋を仰ぐ城ヶ島灯台にたどり着きます。
この城ヶ島は2つの灯台があり、こちらの灯台は高さ12m、1870年に点灯、1923年の関東大震災に倒壊し1925年に再建されました。
灯台ひとつとっても奥が深く、灯台好きの方、灯台マニアの方が一度は必ず訪れる場所。
不定期で一般公開もされ多くの人に喜ばれているようです。

ちなみに今年の2月7日の「城ヶ島水仙まつり」のイベントに合わせて一般公開されていました。
ここからの眺めも東側同様、太平洋を仰ぐ海と空だけの世界です。

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ゆるやかな遊歩道、この先は多少のアップダウンがあります。


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馬の背の洞門

自然豊かで海と空に囲まれる開放感は格別

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城ヶ島灯台 ここから富士も一望できます。

ジオサイトとしても実は人気の城ヶ島、地質学的にも魅力のある島で多くの地質学者や地質を学ぶ学生さんたちが訪れます。
訪れる前にこの地の形状がどのように形作られていったのか地球の歴史を知り、散策の際に恋人や友人にさりげなく説明して、へ~と唸らせるのも良いかもしれませんよ。

穏やかな日は風が心地よく広がりがあるため夕日の景色もまた絶景です。
都心部は光害によって星空が見えづらくなっていますが、空気の澄んだ新月の夜には城ヶ島でもうっすらと天の川も見ることができるそうです。

首都圏で天の川を肉眼で見ることができる場所って案外少ないんですよ。
満点の星を見るならプラネタリウムでなんて、それはそれで楽しいのですがなんだかちょっと複雑ですね。
たまには本物の星空をただただ眺めていたい、そんなときは都心からも近いこの城ヶ島で星を見るのはいかがでしょうか。

今回は城ヶ島を東から西へ散策しましたが、逆周りでも味わいの違う風景が楽しめるのではないしょうか。

まだまだ魅力をお伝えしきれていませんが何度も足を運び今後も新しい発見を重ねたいと思います。

海や空をただ眺めるため、心を癒やすひとり旅も良いですし、仲間とツーリングの旅、家族とプチ・トレッキングでコミュニケーションの旅、恋人とロマンチックな夕日を眺めたり、それ以外にもたくさんあるので、何よりも最終的に旅をどう楽しむかは旅の主役である旅行者さん次第!

自分なりの発見をぜひぜひ見つけ楽しんでくださいね。

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岩にたたきつけるような波

大自然を感じる城ヶ島、大自然なだけに少しの風でも影響を受け、穏やかなように見える岩場沿いでも波が高くなることもありますので注意が必要です。
また足場も濡れていたり、海草などで滑りやすい場所もあるので、くれぐれも怪我のないよう旅行を楽しんでくださいね。

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駐在所も灯台?!

車、バイクで城ヶ島を訪れる場合
城ヶ島大橋有料:往復料金
小型乗用自動車 100円
普通乗用自動車 150円
軽自動車、バイク総排気量が0.050リットルを超えるもの:50円
強風時は通行止めにする場合があります。
徴収時間:午前8時から午後7時まで。
11月1日から翌年2月末日までの間は、午前8時から午後6時まで。

県立城ヶ島公園駐車場
第2駐車場:無料92台(バス駐車可)
第1駐車場:有料106台
1日
普通車:430円
二輪車:100円
期間、時間:
4月~9月 9時~19時
11月~3月 8時~17時

記事・写真/Hiromi 大海


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神奈川在住、子供なしです。主人とうさぎと一緒に暮らしています。最近やたらと健康食にこだわりが。 10年かけて少しずつ太って気がついたときには・・・・。ファスティング・断食で10数キロ減量に成功。 なぜか日本に目覚め、日本文化、日本語、日本食を独学で勉強中です。

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