“作ってみたい!” ハンガリーのカラフルで可愛いイースターエッグ How to make an Easter egg


キリスト教徒が多いハンガリー国民にとって、クリスマスと並ぶ重要行事である「イースター ( Húsvét )※」。

※ちなみに、ハンガリー語では、イースターのことを Húsvét  ( フーシュベート ) と言います。

2016 年 3 月 24 日掲載『知って驚き!! ハンガリーの ” おもしろ ” イースター』でもお伝えしましたが、「イースター」は、日本語で「復活祭」とも呼ばれています。

イースター(復活祭)とは、“イエス・キリスト”が十字架に磷られ、その死後3日目によみがえった“復活”を祝う日のことで、キリスト教徒にとっては最も大切な祝祭日です。
復活祭は毎年、春分( 3 月 21 日) の後、最初の満月の次に来る日曜日からと決められているため、2016年のイースターは3 月 27 日 ( 日 ) 、3 月 28 日 ( 月・祝 ) にありました。

今回は、ハンガリーで最も重要なイースターの時にかかせない “ イースターエッグ ” の作り方を、ハンガリーの一般家庭で現地のお母さんに教えてもらおうという企画をお届けします!!


ハンガリーのお母さんにイースターたまごについて聞いてみよう!! 

©2016FinoMagazin

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( エファさん )

イエス・キリストの復活を祝うイースターで絶対に欠かすことのできないのが、たまご。
キリスト教徒の多いハンガリーでも、たまごは、生命の象徴として最も重要な意味を持つと考えられています。

ハンガリー語では、イースターエッグ (卵) のことを “ Húsvéti tojás ( フーシュベーティトヤーシュ ) ” と言います。
Húsvéti ( フーシュベーティ ) は、イースターのことで、Tojás ( トヤーシュ ) はハンガリー語でたまごのことです。

イースターのために必ず用意するのが、赤く染色されたたまご。
赤色は、殉教者の血の色を表すと母から教えられました。

そして、赤い色は輝く太陽や情熱的な愛も表現しているんですよ。
ハンガリーのイースターでは、女性を奇麗な花に例えて、「いつまでも美しく咲き誇るように」と願いを込めて男性が女性にお水や香水をかける風習があります。

お水をかけてもらった女性は、愛情を込めたお礼として、男性に赤いたまごを渡すのも習わしとなっています。
では、さっそくイースターエッグづくりの準備をしていきましょう♪


イースターエッグづくりの準備開始!!

©2016FinoMagazin

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( エファさん )

まず、優しくきれいにたまごの汚れを洗い流しましょう!!
たまごの染色には、自然の恵みから得られる植物染料を使います。
例えば、麦からは緑色、リンゴの皮からは黄色に染めることができるんですよ。

今回は、イースターで一番大事な赤色の伝統的な染色方法を伝授します!!
まず、用意した紫たまねぎ ( 別名:赤たまねぎ ) の皮を下写真のように剥いていきましょう。

©2016FinoMagazin 

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( エファさん )

ただし、この時使うのは、紫たまねぎの外側にある、普段は捨ててしまう皮の部分だけです。
イースターの前になると、料理でたまねぎを使う時に、皮は捨てずに残しておいてくださいね。

次に、水をはった鍋に集めた皮を入れていきます。

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☆エファさんのちょこっとアドバイス☆

黄たまねぎの皮を少し入れると、赤色の発色が良くなります。

染色前のひと手間で、たまごに簡単絵付け

©2016FinoMagazin

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( エファさん )

野に咲く春の草花で、簡単に、かつオシャレなイースターエッグができるのをフィノマガジン読者のみなさんはご存知ですか ?

母直伝の春の可愛い絵付け方法を読者のみなさまにご紹介します♪
用意するものは、たまごを包み込めるぐらいの大きさにカットした、いらなくなったストッキングと気に入った小さな草花だけです。

 

作り方は簡単!!

手の平にカットしたストッキングを広げ、その上に絵付けしたい植物を乗せ、植物がたまごにしっかり貼りつくようにストッキングで固定します。
少しコツが必要なので、読者のみなさまのために、絵付け方法を動画で紹介しています。
ぜひ下記の Youtube 動画をご覧ください♪

( エファさん )

上動画の中にも説明がありますが、ストッキングで包み終わったたまごは、先ほどたまねぎの皮を入れた鍋の中に入れ、ゆで卵を作る要領で煮出します。
色が付き、茹で上がったたまごは、冷水につけ、その後ストッキングの中から取り出します。
たまごに張り付いた草花は、キッチンペーパー等でしっかりふき取ってくださいね。

 

☆エファさんのちょこっとアドバイス☆

たまごの色止めのために、たまごを浸した水に塩や酢を加えます。

ハンガリー流!!最後の仕上げはラードにお任せ

©2016FinoMagazin

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( エファさん )

ハンガリーでは、昔からよくラードを料理に使うのですが、今回はイースターエッグの艶出しにラードを使います。
光沢が出て、発色もよくなるんです。

©2016FinoMagazin 春の草花をモチーフにしたイースターエッグ

©2016FinoMagazin 春の草花をモチーフにしたイースターエッグ

( エファさん )

上写真を見てください、職人さんが絵付けしたみたいでしょう!!
絵を描くのが苦手な方でも、お家で簡単にかつキレイなイースターエッグをつくることができますよ。

©2016FinoMagazin 市販のイースターエッグ用染料を使って染色

©2016FinoMagazin 市販のイースターエッグ用染料を使って染色

( エファさん )

最近では、スーパーなどでイースターエッグ用染料が市販されているので、短時間でたまごを染めることもできます。
ぜひ、お子様たちやご家族、お友達のみなさんと楽しくイースターエッグを作ってみてくださいね♪

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©2016FinoMagazin エファさんのご自宅にて (写真左) エファさん (写真右) 筆者:Takeda Yuri


今回は、ハンガリー人のエファさんが、FinoMagazin ( フィノマガジン ) 読者の日本の皆様に、ハンガリー流の家庭でつくるイースターエッグを伝授してくれました。
フィノマガジンでは、引き続き、旬のハンガリーカルチャーや美味しく楽しい話題を通して、読者の皆様に、ハンガリーをより身近に感じられるトピックを発信していきますので、お楽しみに♪

 

取材協力:エファ・ショーヨムネー・マールトン

取材・写真・文 / 武田友里 ( Takeda Yuri )

 

 


 

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大阪生まれの大阪育ち。神戸大学で人間行動学を専攻。中学校・高等学校1種免許(保健体育)、小学校専修免許状を所持し、子どものスポーツ教育に従事。その後、ハンガリーへ渡りブダペスト メトロポリタン大学大学院でメディアコミュニケーション学を学ぶ。現在もブダペスト在住。FinoMagazinライターの傍ら、ロケーションコーディネーター、ウエディングフォトプランナーとしても活動中。ハンガリー情報はお任せあれ。英語、ドイツ語もOK!! 日本拳法で全国制覇の経験もあり、心身の強さには自信アリ。知力・体力を磨いて、世界の現場から日本の教育にアイデアを届けることをモットーに、様々な分野で執筆に励む。

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