お手頃お手軽!!ハンガリーの最新B級グルメ


今年の夏休みは、皆さまどちらにお出かけですか ?
旅の楽しみの一つと言えば、ご当地グルメ。
特にご当地B級グルメ※1 は、“ 美味しい ” を楽しむだけでなく、ローカルな固有の文化を感じることができる“ 面白さ ” も魅力ですよね。

今回は、ハンガリーで夏をお過ごしの方必見です!!
ハンガリーをディープに味わい尽くしていただけるよう、お手軽かつお手頃にいただけるストリート・フード※2 の中から、ご当地B級グルメトレンドをご紹介!
ハンガリーの首都ブダペスト、最新ご当地グルメをお届けします♪

※1 B級グルメ… 高級な食材や一流のサービスによる「A級」の料理ではなく、日常的に食べられている安くて庶民的なおいしい料理。
※2 ストリート・フード … 現地の味を格安に手軽に味わうことができる、地元の人に人気の食べ物。ここでは、基本的に屋台料理を指します。

人気急上昇中!!ハンガリーご当地B級グルメ

©2016FinoMagazin

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今回のご当地グルメスポットは、赤色ライン・メトロ2番線 “ Astoria (アストリア) ” から徒歩圏内!!
Astoria ( アストリア )の駅を出ると、ブダペストの老舗ホテル “ Danubius Hotel Astoria ( ダヌビウス・ホテル・アストリア ) ” が目印になります。
伝統と昔ながらの情緒を残した空間を味わえる4つ星ホテル。
ダヌビウス・ホテル・アストリアは、数多くの著名人たちが訪れた、ブダペストの歴史が残るホテルです。

ホテルの前を走る大通り、Kossuth Lajos út (コシュート・ラヨーシュ通り)を渡り、Deák Ferenc tér ( デアーク広場 )方面に歩いて行くと、右側に Zsinagóga ( 英語:Great Synagogue / 日本語名:シナゴーグ ) が見えてきます。
シナゴーグは、1859年に完成したヨーロッパ最大級のユダヤ教の会堂で、通りかかる人々の目を引くほど、独特な外観。
また、ハンガリーを代表するピアニスト・作曲家 “ Liszt Ferenc ( リスト・フェレンツ ) ” が、この会堂で演奏をしたことでも知られており、人気の観光スポットです。

シナゴーグ向かって左手にある通りが、最初のスポット “ Wesselényi utca ( ヴェッシェリーニ通り ) ”。
こちらの通りには、ユダヤ料理をはじめ、お手軽かつお手頃に美味しいローカル・フードが楽しめるお店が並んでいます。

その中でも、1年ほど前にオープンしたばかりの Töltő(トゥルトゥー) というお店が、今、地元の人々から注目を集めているんです!!


旨い!ハンガリー風ホットドックが食べられる人気店

©2016FinoMagazin Töltő(トゥルトゥー)

©2016FinoMagazin hurka Töltő(トゥルトゥー)

店名にもなっている Töltő(トゥルトゥー) は、現代では“ 充電器 ” の意味で使われることが多いのですが、本来の意味は “ 詰め物 ”。
充電器がなかった時代、 トゥルトゥー は、お店のロゴにもなっているソーセージスタファー※を指す言葉でした。

※腸詰めソーセージを作る際の道具。現在では、Hurka töltő(フルカ・トゥルトゥー)と言うと通じます。

トゥルトゥーでは、その名の由来通り、もちろんソーセージがウリなのですが、こちら普通のソーセージではないんです!


ハンガリー風ソーセージを使ったホットドック

©2016FinoMagazin

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Kolbász ( コルバース )と呼ばれるハンガリー風ソーセージが出されるトゥルトゥーでは、一味違ったホットドックをお楽しみいただけます♪
しかし、ハンガリー風ソーセージ “ コルバース ” と言われてもいまいちピンと来ませんよね。

コルバースは、日本でもお馴染になっているサラミのことなのですが、厳密に言うと、ハンガリーではサラミとコルバースは区別されているんです。
一見同じように見えるのですが、ハンガリー人たちの一般的な見分け方をざっくり解説すると「サラミの方が太くて、コルバースの方が細い」ということだそう。

“ハンガリー風” ソーセージと呼ばれるだけあって、コルバースは、ハンガリーの家庭料理でも頻繁に登場します。
トゥルトゥーでは、そんなハンガリー人のソウルフードともいえるコルバースを使ったホットドックを手軽に食べられるんです。

当店自家製コルバースは、日本でお馴染のソーセージからイメージされる「パリッ!」という食感ではなく、もっと歯ごたえがあるので、食べごたえあり。
かといって、脂が多くしつこい味というわけでもなく、食べきりやすい大きさなので、美味しく完食できますよ。

トゥルトゥーでは、豚肉、牛肉、鶏肉を使った4種類のホットドックをメインに販売しています。
中でも人気があるのは、パプリカの一大産地、ハンガリーならではのパプリカを使った一品。
Kápia paprika ( カーピア・パプリカ ) という鮮やかな赤い色が特徴のパプリカを使ったホットドックは、彩りもキレイで、ジューシーな豚肉を使ったコルバースとの相性も抜群です。

筆者のオススメは、鶏肉で作られたコルバースに “ ポン酢ソース ” を合わせたもの。
ハンガリーで、ポン酢ソースは一般的ではないので、ひょっとするとオーナーが和食通なのかもしれないですね。
日本で食べ親しんだポン酢の味なので、日本人の口に合いますし、ソーセージよりもこってりとしたコルバースの後味をポン酢ソースがいい具合にさっぱりしてくれます。
夏の暑い日、夏バテ気味で食欲がないな … という時にもぴったりですよ。

Töltő(トゥルトゥー)
 住所:Wesselényi utca 31. Budapest, 1077
 開店時間:(月―木) 12:00 - 21:00 / ( 金・土 ) 12:00 - 22:00 / ( 日 ) 12:00 - 20:00

最近話題の見た目もユニークなストリート・フード

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次にご紹介するのは、ブダペストのストリート・フード界に新しいスタイルを持ち込みんだ KOBE Sausages※ ( コベ・ソーセージズ)!!

KOBEを読むと日本の地名 “ 神戸 ” と関連しているようですが、残念ながら!? 日本とは関係がありません。

コベ・ソーセージズの看板メニューは、Kolbice ( コルビツェ ) と呼ばれるフード。
コルビツェを敢えて分類するならば、ホットドックにあたるのですが、その極めてユニークな姿は、ヨーロッパの中でもコルビツェで浸透しているほどなんです。
小さめの焼きソーセージや揚げソーセージ6本をオリジナルの形で作られた円錐型のパンに詰め込んでいるので、持ちやすく、食べ歩きにはうってつけ。

ボリュームたっぷり!!というヨーロッパサイズではないので、比較的、日本人でも食べきれる大きさです。
パンやソーセージ、ソースなどのトッピングも自分好みでチョイスOK ♪
KOlbász BUrger (コルバース・バーガー)を省略したKOBU ( コブ ) という名の斬新なスタイルのバーガーも最近登場しました。
こちらも街歩きをしながら食べられるB級グルメとしておすすめです。


常設屋台スポットでお手軽コルビツェ

©2016FinoMagazin Karaván ( カラヴァーン )

©2016FinoMagazin Karaván ( カラヴァーン )

夏場は、ブダペストの街中やイベント会場などで、コルビツェ の屋台が出ています。
先ほどご紹介したTöltő(トゥルトゥー) 近くにあるKaraván ( カラヴァーン ) というストリート・フードスポットでは、常時Kolbice ( コルビツェ )やハンガリーの揚げパンLángos ( ラーンゴシュ ) を食べられる屋台がいろいろありますよ♪

Karaván ( カラヴァーン )
 住所:1075 Budapest, Kazinczy utca 18

甘いものは別腹!!おすすめストリート・スイーツ

©2016FinoMagazin

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ハンガリーで人気の焼き菓子 “ kürtőskalács (クルトシュカラーチ) ” をフィノマガジン読者の皆様はご存知でしょうか。
筒状の棒に生地を巻きつけて焼いたパンのようなスイーツ。
中はフワフワ、外はサクサク。
素朴で懐かしい味は、観光客にも大人気なんです。

そのクルトシュカラーチをコーンにしたソフトクリームが今回の目玉スイーツ!!
夏のお祭りやイベントなどで出店し、不定期に現れる屋台スイーツだったので、実は、今までなかなかお目にかかれなかったんです。

そのスイーツが、ブダペストの中心地、Deák Ferenc tér ( デアーク広場 )近辺に現れたとの情報を仕入れ、おやつ時にその広場へ向ってみることに。
デアーク広場に隣接する Erzsébet tér ( エルジェーベト広場 ) で、噂の屋台をついに発見!!

既にお客さんが列を作って待っていました。
その列に並びながら、看板に書かれたメニューをチェック。
今回、筆者はメニューの中からチョコバナナソフトクリームを注文し、イチゴをトッピングしてもらうことにしたんです。

しかし、店員さんが手渡してくれたものを食べてびっくり。
見た目はソフトクリームのようなのですが、なんと生クリームだったんです。
よくよく看板を見ると、定番が生クリームだったので、「チョコバナナ」と頼むと “ 生クリーム ” チョコバナナになってしまいます。

痛恨のミスをした筆者は、日を改めて出直し、今度は “Fagyi (ファジィ / 日本語訳:アイスクリーム ) ” のチョコバナナを注文。
ついに、念願のクルトシュカラーチがコーンになったソフトクリームに辿りつけました。

ソフトクリームは、日本でいうところのラクトアイスに近いバニラ味で、コーン部分は、普通のクルトシュカラーチよりもしっかりとした弾力があり、小さくてもお腹はいっぱいになります!!
フィノマガジン読者の皆さまは、ソフトクリームをご注文の際、Fagyi ( ファジィ ) と言うのを忘れないでくださいね。

店員さん情報では、今年の12月まで、エルジェーベト広場に屋台が常設されているそうです。
甘いものがお好きな方は、夏のハンガリーで、ぜひこちらのご当地スイーツを味わってみてはいかがですか?

Töltött Kürtős (トゥルトゥトッ・クルトシュ )
 住所:Erzsébet tér ( エルジェーベト広場 ) ※2016年12月まで
※チェコの Trdelnik (トゥルデルニーク ) を使ったソフトクリームも、首都プラハで大人気のようなので、プラハへお出かけの際も要チェックスイーツ

食べ歩きの締めは、ハンガリーのソウルドリンクで乾杯!!

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2016年5月14日掲載「 “ ブダペスト・ナイト ” を徹底的に楽しめる、話題のスポット 」でもご紹介した、ハンガリーのご当地ドリンク “ Fröccs ( フルッチュ ) ” 。
ハンガリー人にとって、ソウルドリンクと言っても過言ではない、フルッチュ※を野外でいただけるスポットを最後にご案内します。

※フルッチュ…ワインをソーダ水で割った飲み物。無数の割り方があり、各々に面白い名前がつけられています。

場所は、先ほども登場したエルジェーベト広場。
“ Fröccs Terasz (フルッチュ・テラス) ” と呼ばれるオープンテラスのバーでは、お手軽にかつ満席でもお好きな場所で、フルッチュをいただけるんです。

満席でも好きな場所で飲めるとはどういうこと? と疑問に思われた方も多いはず。
実は、夏の夜、エルジェーベト広場はすごいことになっているんです。


地元の若者に大人気!夏のナイトスポット

©2016FinoMagazin

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上写真をご覧の通り、エルジェーベト広場周辺は、地元の人々や観光客で大賑わい。
フルッチュ・テラスで、フルッチュを買って、真夏の夜に外で一杯。
夏にしか味わえない至福の瞬間ですね。

夏を肌で感じながら、ハンガリーのご当地ドリンク、フルッチュでブダペストの夜も満喫してみませんか。

Fröccs Terasz (フルッチュ・テラス)
 住所:Erzsébet tér ( エルジェーベト広場 )

ブダペストの最新ストリート・フードは、いかがでしたか ?
夏のハンガリーへお越しの際は、旨い!ご当地B 級グルメもぜひ味わってみてくださいね♪

フィノマガジンでは引き続き、ハンガリーでの旅や暮らしに心地よいスパイスとなる美味しく楽しい話題や現地在住者だからこそ知るご当地グルメ情報を発信していきますので、お楽しみに♪

取材・写真・文 / 武田友里 ( Takeda Yuri )


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大阪生まれの大阪育ち。神戸大学で人間行動学を専攻。中学校・高等学校1種免許(保健体育)、小学校専修免許状を所持し、子どものスポーツ教育に従事。その後、ハンガリーへ渡りブダペスト メトロポリタン大学大学院でメディアコミュニケーション学を学ぶ。現在もブダペスト在住。FinoMagazinライターの傍ら、ロケーションコーディネーター、ウエディングフォトプランナーとしても活動中。ハンガリー情報はお任せあれ。英語、ドイツ語もOK!! 日本拳法で全国制覇の経験もあり、心身の強さには自信アリ。知力・体力を磨いて、世界の現場から日本の教育にアイデアを届けることをモットーに、様々な分野で執筆に励む。

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