独断と偏見で選ぶブダペスト味の逸品 ―レトロ感がたまらないレストランー


フィノマガジン読者の皆様から多く寄せられた『フィノマガジン※1 なら美味しいお店や料理をどんどん取り上げてよ!』というお声からスタートした “ 独断と偏見で選ぶブダペスト味の逸品 ” 企画。
仕事柄グルメな編集長を筆頭に、自称舌の肥えたフィノマガジン記者が、美食の街・ブダペストよりとっておきのリアル食レポをお届けしています。

あくまでも個人的な嗜好によるオススメなのですが、日々の食べ歩きから「Nagyon Finom! ( ナジョン フィノム )※2 」と感じたお店のみを取り上げていくシリーズです!

今回ご紹介するのは、ブダペストの中心地にあるTáskarádió Eszpresszó ( ターシュカラーディオー・エスプレッソ― )。

※1 Finom (フィノム) は、ハンガリー語で美味しいという意味。
※2 Nagzon ( ナジョン ) は、ハンガリー語でとてもという副詞になります。

レトロがオシャレなお店 Táskarádió Eszpresszó

©2016FinoMagazinTáskarádió

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店名にもなっているTáskarádió(ターシュカラーディオー)は、ハンガリー語のTáska ( ターシュカ )とRádió ( ラーディオー )が合わさってできた言葉。
ターシュカとは、“ 鞄 ” 、ラーディオーは日本語と少し発音が異なりますが “ ラジオ ” のことです。
ターシュカラーディオーとは、日本でも1960年代に普及した鞄に入れて持ち運べる “ トランジスラジオ ” にあたります。

現代は、スマートフォンで様々な情報を入手できる時代となりましたが、かつて “ ラジオ ” は庶民の大事な情報ツールでした。
そんな時代をコンセプトにしたのがこのお店。


ラジオのような外観が可愛いレストラン

©2016FinoMagazinrádió

©2016FinoMagazinTáskarádió

大学生で賑わうEgyetem tér ( エジェテム・テール:大学広場 ) にTáskarádió Eszpresszó ( ターシュカラーディオー・エスプレッソ― )はあります。
目印は、上写真にあるレトロな白黒写真たち。
主に1960年-1970年代のハンガリーで撮影された写真が、お店のあちこちに飾られています。
外観全体も大きなラジオのようになっていて、遊び心が感じられますね。


1960年代にタイムスリップ

©2016FinoMagazinrádió

©2016FinoMagazinrádió

お店に入ってみると、そこは時空を超えたような異空間。
当時のテレビジョンやラジオをはじめ、お店に飾られた骨董品がアンティークな雰囲気を作っています。
特に店内には、1960年代頃のハンガリーを思い出させる写真が飾らているのですが、どうして1960年代がコンセプトになったのか気になるので、店員さんに聞いてみることに。

実はこのお店、オーナーが大好きだった子供時代をイメージしているんだそうです。
現在50代のオーナーが当時の古き良き時代を再現してみたところ、これがヒット!!

この頃の日本というと、東京オリンピックや大阪で日本万国博覧が行われた時代。
昭和を代表するような60年、70年代は、ハンガリーでも新しい文化が花開き、今でも人々に懐かしまれています。
ターシュカラーディオー・エスプレッソ― は、この懐かしい雰囲気を楽しみたいお客さんが、続々とやってくる地元で人気のお店なんです。


“ あえてのシンプル ” がレトロで旨い朝ごはん

©2016FinoMagazin

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今回ターシュカラーディオー・エスプレッソ―でいただいたのは、上写真の定番朝食。
朝食内容は、ハム入りスクランブルエッグ(パン付)とオレンジジュースにコーヒー。
味はいたってシンプルなのですが、素朴な味が懐かしく美味しい逸品なんです。

ボリュームは多すぎず、少なすぎずでちょうどいい感じ♪
お値段も1,350 HUF ( 約510 円 )とお手頃な値段になっています。


爽やかなレモンが夏の朝にピッタリなドリンク

©2016FinoMagazin

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もう一つの筆者オススメの逸品は、上写真のレモネード。
新鮮なレモンとオレンジをたっぷり使ったこちらのレモネードは、夏にピッタリ!!
レモン以外にも、イチゴやパッションフルーツ、グリーンアップル、マンゴーを使ったレモネード※もあります。

日本でいうレモネードは、レモンの果汁を冷水と砂糖またはシロップで割ったものを指すことが多いですが、ハンガリーではレモンに限らず果物の果汁を冷水とはちみつ等で割ったものが一般的です。
酸味がきいていてフレッシュなレモネードを飲むと、目も覚めてスッキリしますよ。

レトロで可愛い店内でいただく逸品は、どこか素朴で美味しい朝食でした。

※ハンガリー語でレモネードはLimonádé ( レモナーデー ) と言います。

さて、ここでクイズです!!

©2016FinoMaagazin

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“ 独断と偏見で選ぶブダペスト味の逸品 ” シリーズ恒例のクイズコーナー。
今回のクイズは、可愛い犬が描かれた上写真からの出題です!
上写真は、今回ご紹介したTáskarádió Eszpresszó ( ターシュカラーディオー・エスプレッソ― )で展示されているハンガリーでかつて流行したあるものなのですが、さて、一体何に使うものでしょうか。

ヒントは、コツコツ使うと満たされるもの。
読者の皆様の中には、もうおわかりの方がいらっしゃるかもしれませんが、クイズの答えは、次回の投稿で!


フィノマガジン記者が選んだレトロでおしゃれなレストラン ターシュカラーディオー・エスプレッソ―はいかがでしたか?
読者の皆様もブダペストへいらした際はターシュカラーディオー・エスプレッソ―で、素敵なモーニングをお楽しみくださいね♪

Táskarádió Eszpresszó ( ターシュカラーディオー・エスプレッソ― )
 場所:Papnövelde utca 8.Budapest
 電話番号:+36 1 266 0413
 営業時間:月曜日―日曜日 09:00-00:00

取材・写真・文 / 武田友里 ( Takeda Yuri )


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大阪生まれの大阪育ち。神戸大学で人間行動学を専攻。中学校・高等学校1種免許(保健体育)、小学校専修免許状を所持し、子どものスポーツ教育に従事。その後、ハンガリーへ渡りブダペスト メトロポリタン大学大学院でメディアコミュニケーション学を学ぶ。現在もブダペスト在住。FinoMagazinライターの傍ら、ロケーションコーディネーター、ウエディングフォトプランナーとしても活動中。ハンガリー情報はお任せあれ。英語、ドイツ語もOK!! 日本拳法で全国制覇の経験もあり、心身の強さには自信アリ。知力・体力を磨いて、世界の現場から日本の教育にアイデアを届けることをモットーに、様々な分野で執筆に励む。

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