ハンガリーのワインフェスティバル(BUDAPEST BORFESZTIVÁL)テイスティング・レポート①“世界三大貴腐ワイン”の“トカイ”を楽しむ


今回は、食欲の秋ならぬ、ワインの秋!ということで、
美味しいワインの話題をブダペストから、前編、後編と2回に分けてお届けします。


世界遺産の王宮が舞台のロマンティックなワインの祭典

 

世界遺産“ブダ王宮”が舞台となる、ブダペスト・ワインフェスティバル『BUDAPEST BORFESZTIVÁL』。
先月9月8日〜11日の4日間にわたって開催された同イベントは、ハンガリーで最も大規模なワインの祭典です。

 

今年で25周年を迎えた『BUDAPEST BORFESZTIVÁL(ブダペスト・ワインフェスティバル)』(*1)。

 

葡萄の収穫を祝って、来場者におすそわけ

©FinoMagazin2016 Budapest Borfestival

©FinoMagazin2016 Budapest Borfestival ワインの原料、葡萄の収穫を祝いパレードにて、来場者に美味しい葡萄を配る少女

 

会期中はハンガリー全土から選出された優良なワイナリーの銘醸ワインはもちろん、フランスやオーストリアなど、ほかのEU諸国のワインも試飲が楽しめます。

また、それらの素晴らしいワインだけでなく、美味しいハンガリーのオリジナル・グルメが堪能できることも大きな魅力です。
このワインフェスティバルは海外からの観光客にも大人気のイベントなのです。

 

海外からも多くのワイン好きが集まる “BUDAPEST BORFESZTIVÁL”

Photo by ©FinoMagazin2016 BUDAPEST BORFESZTIVÁL

Photo by ©FinoMagazin2016 BUDAPEST BORFESZTIVÁL

 

会場となるのは、世界遺産の美しい城『ブダ王宮』。

まさに『食欲の秋』を堪能できるこのイベントは、多くのワイン愛好家から親しまれており、毎年、ヨーロッパをはじめ世界中からたくさんの人々が会場となるブダ王宮を訪れます。

(*1)『BUDAPEST BORFESZTIVÁL』の「BOR」とは、ハンガリー語でワインを意味します。

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ところで、ワイン好きな方であれば、ハンガリーと聞けばすぐにトカイ・ワインを思い浮かべることでしょう。

トカイ・ワインが世界中のワイン愛好家に人気がある理由。
それはトカイ地方のワインには世界の三大貴腐ワインのひとつと讃えられる、極上な甘さの白ワインがあるからです。

 

 

最終日に行なわれた、収穫を祝うパレードも見どころ満載!

©FinoMagazin2016 Budapest Borfestival

©FinoMagazin2016 Budapest Borfestival

 

筆者がワインフェスティバルを訪れたのは、最終日である9月11日の昼下がりでした。

地下鉄(メトロ)、トラム、バスと公共交通機関がすべてそろうブダ側の大きな駅、セール・カールマンテールからから16番バスに乗ってブダ王宮へと向かいます。

最寄りのバス停で降りて会場へ向かって歩いていると、とても賑やかな音楽が聴こえてきました。
曲が聴こえるほうへ近づくと、トランペットやホルン、ギター、ドラムなどの男性メンバーで構成された音楽隊が、上の写真のように仮装しながらパレードしていたのです。

 

ワイン騎士団も豊穣を祝って行進

©FinoMagazin2016 Budapest Borfestival

©FinoMagazin2016 Budapest Borfestival

 

音楽隊に続いてやってきたのは…。
グルーンとレッドの、まるでクリスマスのようなヴェルベットの衣装に身を包んだ、中世の貴族のような装いの『ワイン騎士団』たちです。

 

美しいカロチャ刺繍の衣装をまとう少女たち

©FinoMagazin2016 Budapest Borfestival

©FinoMagazin2016 Budapest Borfestival

 

豊穣のパレードはさらに続きます。
音楽隊を先頭に、ワイン騎士団に続いて、ハンガリーの伝統的な民族衣装に身を包んだ人たちがやってきました。
そのなかには可愛らしい少女の姿まで。

写真に映る女性の衣装をごらんください。
この衣装に施されているのは、ハンガリーの名産品として知られる、フォークロアな花柄とレース仕立てが愛らしい「カロチャ刺繍」です。

※「カロチャ刺繍」についてはコチラをごらんください)。

この大行進は、ワインの原料である葡萄が無事に収穫できたことを祝うための『Harvest Parade』というもの。
今年の収穫を感謝し、来年もまた豊穣へと祈りを捧げるために行なわれる貴重なセレモニーです。

パレードの参加者たちはゆっくりと歩きながら、それはとてもとても長い行列でした。
彼らの後についていくと、ワインフェスティバル会場“ブダ王宮”の入り口が見えてきました。

 

テイスティンググラス&カードを受け取って、いざ、入場

©FinoMagazin2016 受付で入場料を払うと、このようにマイグラスとグラスを入れる小さな布バッグ、パンフレット、試飲に必要な電子カードが渡されます。

©FinoMagazin2016 受付で入場料を払うと、このようにマイグラスとグラスを入れる小さな布バッグ、パンフレット、テイスティングの際に必要なICカードが渡されます。

 

まず、会場内に入るために、エントランスの脇にあるチケット売り場で入場券を購入します。
入場料は3,000フォリント、日本円に換算すると約1,138円。

入場料を払うと、スタッフが「Festipay Card」(*2)とワイングラス1脚、グラス収納するための小さな布製バッグ、そして会場マップを手渡してくれました。

 

ブダペスト ワインフェスティバル・レポート① つづく

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ブダペスト在住コラムニスト。フィノマガジン主宰 兼 編集長。ワインアドバイザー(Wine & Spirits Education Trust認定Higher Certificate)。元博報堂グループ(広告代理店)コピーライター、ディレクター(AD & WEB)、プロモーション・プランナー。現在は出版社や雑誌社をはじめ、さまざまな媒体で執筆業を中心に活動。 現在連載中の他メディア◉【住まいの大学】インテリア講師 ◉【Yahoo! Beauty &TRILL(ヤフー!ビューティ&トリル)】ライター ◉ビューティメディア【Faura(ファウラ)】コラムニスト ◎受賞歴: J-wave主催Webビジネス開業支援コンテスト特別賞受賞(企画書制作部門)◎メディア出演歴:湘南ビーチFM(ラジオ局)“ワインのお話”メインレギュラー(約2年)。ハンガリーのネイル製品ブランドMoyra(モイラ)のSole Agent【Moyra Japan】代表。

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